10月27・28日 大阪芸術大学学園祭ステージ B班

ここで会ったが19年目…今こそ決着の時来たれり!
再び大阪芸術大学を襲撃しに来たオメガ一味と、
それに敢然と立ち向かう2人のゲーダイガー。

互いに一歩も譲らず、戦闘が膠着状態に陥ったとき、
意外な乱入者によって事態は混迷を極めることになった!!

  お供の部下・ボルテニスを引き連れて、
BADの女幹部リリスが学園祭に現われた。

と、そこへ!
「ゲーダイガーグレン!」
「ゲーダイガーオデット!」

「来たわねゲーダイガー。
それでは観客のみなさん、いくわよ。
せーの、オ〜メガ〜様〜!!

聞き覚えるのある声、曲、そしてその姿!

「久しぶりだな、ゲーダイガーの諸君」
格闘コーチオメガ、再臨の瞬間である。

余裕からか、グレンとの一騎打ちを申し込み
他の面子を移動させるオメガ様。
一騎打ちに勝てたら、芸大制圧を諦めても
良いというオメガに対し、どう出る?グレン!

 
 

予想通り、拳で決着に出た両者!
ほぼ互角の実力のまま一呼吸をおくと、
オデット、リリス、ボルテニスも合流する。
「やるじゃねぇか」
「当然だ。そう簡単にくたばられては困る。
いくぞ!」

とそこへ!
「お遊びは、そこまでよ」

「どけぇ!道をあけろ!!」
「ハーッハッハッハッハ!!」

突然強引に割り込んできた謎の三人組!
何やらただならぬ雰囲気になってきた!?


「我々は、暗黒帝国BAD特別暗殺部隊。
私が隊長のアスラである。」

「レヴァイア」
「ベヒーモだ!!」
 
  「暗殺部隊だと…?今回の作戦は全て私に
任されているはずだが」
「ククク、そう。表向きはな」

度重なる命令違反、作戦の失敗によって
オメガには本国への送還命令が出ていた!

しかし当然、オメガはその命令を拒否。
「なら仕方ない。早速仕事に取り掛かろう」

ボルテニスはリリスをベヒーモから庇うが
ルール無用の残虐ファイトの餌食となり…

「リ、リリス様〜!!

「きっ、貴様ぁ!よくもボルテニスを!」
「落ち着いて!…今はいったん退くわよ」
「オイてめぇら!俺を差し置いて何勝手に
ナシ進めてやがんだ!!」

「空気嫁!!」

圧倒的実力で二人に膝をつかせるアスラ。
オデット、リリス共々3人で散々に痛めつけ、
遂にオメガに最期の選択を迫る。

「さぁ、これで本国に帰る気になったか?」
「へっ…貴様一人が帰って、怒られてろ…」
従わない者には、死を。
オメガのドテッ腹に手刀が叩き込まれた!

が、気力を振り絞りアスラに一矢を報い、
オメガはそのまま闇へと消えていく。
傷をつけられ逆上、その場を去るアスラ達。

残されたは、絶望ののち後を追ったリリスと
呆然と立ちすくすゲーダイガー達であった…
 
  オメガ奪還に失敗した3人組は、今度は
芸大制圧を目論み、行動を開始。そこへ!

「見つけたわよ!」
仇を討つ為、遂にリリスが3人に追いつく!

だが、流石に3対1では多勢に無勢。
崩れ落ちるリリスに危機が迫る!

「待ちなさい!"フェザー・スティング"!」
「ぐはっ!ナ、ナンだこの羽は!?」

リリスを襲うベヒーモに華麗なる一撃!
グレンとオデットがその場に躍り出てきた!


邪魔が入ったとその場を後にする3人組。
一人で戦うリリスを説得するオデットだが…

「オイオイ何考えてんだ…そいつは敵だろ!
そんな奴に協力する必要なんざねぇ!」
それを聞き、無言で去ってしまうリリス。
「バカッ!自分が何言ったか分かってるの?
もう知らない!ハーゲ!勝手にしろ!」

外見からは想像もつかない罵声を浴び、
さすがにショックを隠せないグレンだった…

 

事態がいよいよ複雑になってきた所で、
ちょうど良いとばかりに、先ほど回収した
「アレ」の準備にとりかかる三人組。
お客さん達からエネルギーを集めるが…

女の子の無邪気な一言に会場、総癒され。
でも無理矢理エネルギーに変換しちゃう。
なんて汚いヤツラなんだ!
「おじさんこれでも教職課程とってるから
そんなに怖くないんだけどなぁ…」

「オメガ様は死んでしまった…私を庇って…」

打ちひしがれるリリスをオデットが慰める。
大事な人を奪われた者の哀しみを、
放っておくわけにはいかないのである。

「今回の相手は、恐ろしく強大だわ」
「さっきは悪かったな…すまない!
オレ達と一緒に戦ってくれ!頼む!」
ヒーローには通すべき筋がある。
それがたとえ、憎むべき相手であっても。

「茶番は終わりか?出でよ、ボルテニス!」
ウオォォォォォォォ!!
叫び声を上げるのは何と、ボルテニス!?
お客さんから集めたエネルギーは、
彼の復活へと充てられていたのであった!

BAD軍団の猛攻に倒れるグレン達。
仲間を、信頼を全て打ち砕かれた彼らが
ついに諦めかけた、その時であった!
「諦めるんじゃない!!」

オメガが、生きていた!?
「オメガ様!!」
迫る敵を退け、グレン達を鼓舞するオメガ。


「俺が今まで戦ってきたゲーダイガー達は、
そんな腰抜けではなかった…
どんな困難が立ちはだかろうとあいつらは、
それをチャンスに変え跳ね除けてきた!」

「どんなピンチも、チャンスに変える力…」

「なーに言ってんのよ。あんた達には、
いつものアレがあるでしょ?」


「そうか…アレか!忘れる所だったぜ!
会場のみんな!今こそ大きな声で、
ゲーダイガーと叫んでくれ!頼む!」

ゲーダイガァァァーー!!!

〜リリスvsボルテニス(暴走)〜

「可哀想なボルテニス…私がトドメを!」
もはや言葉も通じなくなったかつての部下に、

冷徹なる一撃で闇へと送り返すリリス。
「さようなら…」

〜オデット&リリスvsレヴァイア〜

優勢をキープしていたオデットだったが、
武器を弾かれた勢いでレヴァイアがキレた!
「ちょーしコイてんじゃねぇぞオラァ!!」

が、リリスとの共同戦線で徐々に盛り返し、
ダブルアタックでレヴァイアをKO!

〜オメガvsアスラ〜

「このキズの恨み…今こそ晴らしてくれる」
「さて、そう簡単に行くかな?」

「死に損ないがッ!」

無呼吸乱打の激闘はオメガの勝利に終わり
成す術もなく逃げ惑うアスラ。

〜グレンvsベヒーモ〜

「ちょっとだけ本気になってやらぁ」
「へっ、やれるもんならやってみな。
行ぃくぜ行くぜーっ!!」


終始ベヒーモを翻弄し続けるグレンは、
ダメ押しのゲーダイガーコールで圧倒!
「昇竜紅蓮覇斬!!」



「貴様らの何処に、そんな力が…!」
「お前には分からない」
仲間を想う気持ち、それがオレ達の力だ!


「ファイナール!アタァーック!!」

呉越同舟のスペシャルマッチは幕を閉じ…
行く当ての無い旅に出るオメガとリリス。
いつか必ず、再戦する事を互いに誓って…

その時は必ず、ぶちのめしてやるぜ!
ありがとう!オメガくん!
そしてゲーダイガー!来年もよろしくな!!

 

初日の悪天候、2日目の音響トラブルなどコンディションは万全ではありませんでしたが、
例年以上に多く来て頂いたお客さんの前で、思い切りショーを楽しむ事が出来ました。
みなさま、本当に感謝しております。ありがとうございました!!

 

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