7月14日 七夕ショー『未来の国からはるばると の巻き』

毎年恒例、我等が芸大アクションチームと、忍術研究会さんとの合同ショー!!金曜のお昼休み、銀河系広場に沢山の方が見に来てくれました!

今年のショーは、一味違う。いつものショーとも、二味も三味も違う!
なので、ショー紹介文も長くなっております。ご賞味あれ!

やしま「やいやいやいやいーー!天下を揺るがす盗賊共!この姫やしまが、あぁ、叩き潰してくれる!」

時は天下泰平の時代、とある一国の姫やしまは、従者ロッテンマイヤーと共に、盗賊退治をしていた。

そこへ、盗賊の頭領、鋭(エイ)が現れる。
鋭との対決。鋭の刀が上回り、やしまの首に刃が突きつけられる。

「お前、良い腕をしているな。俺の腕で死なせてやろう」
絶対絶命!!

その時、どこからともなく轟音とうめき声が聞こえ、怪人ガラクテウスが現れた。
さらに、それを追ってダイガー1号も現れる。
やしま達が呆気に取られる中、ダイガーは瞬く間にガラクテウスを成敗する。

ガラクテウス「くそぅ、こうなったら・・・タ〜〜イムスリ〜〜ップ!!」

ガラクテウスが奇妙なダンスを披露すると轟音と共に、辺りの景色が歪み始めた。
強烈な衝撃に倒れこむやしま達。
逃げ去るガラクテウスとそれを追うダイガー。鋭も姿を消す。

意識を失う、やしまとロッテンマイヤー…。

二人が目を覚ますと、まるで瞬間移動したかの様に、見たことのない世界にいた。

やしま「見たことのない景色、どうなっているんだ?」
と、突如響く機械音。大勢の戦闘員が二人を取り囲む。いきなりのピンチ!

そのとき
「待て!!」

颯爽と登場するゲーダイガー・ジェットホークとアリス!
ジェットとアリスは、瞬く間に戦闘員を倒してしまった。

何が何だか分からない、やしまとロッテンマイヤー。
そこへ、ずかずかとダイガー1号がやって来た。

ダイガー「ああ!お前、サムライの世界にいた奴!」

ゲーダイガー達の話により、世界征服を狙う悪の帝国BADが新兵器タイムマシンを開発。
やしまとロッテンマイヤーは、その実験に巻き込まれ、未来の世界に来た事が分かった。

ダイガー「不運だったな、そういう人生だったと諦めろ」
やしま「ふざけるな!今すぐ元の世界に戻せ!」

ダイガーの態度にカンカンになったやしまは、アリス達の制止を振り切り飛び出してしまう。
ゲーダイガーは二手に分かれ、タイムマシンと姫達を追うことに・・・。

その頃のBAD帝国。
怪人Y+とメドゥーサ、悪の忍者・美亥、偲亥の前に、鋭が姿を表わす。
鋭はメドゥーサとY+に切りかかるが、そこへガラクテウスが登場。それと共に、どこからともなく笑い声が・・・

「ここは帝国、あたしは帝王。ごきげんよう皆さん。それではここで私の歌を聞きなさい!!」

レッドライトに軽快な曲が流れだし、踊り出すBAD軍団。
それに合わせるように、BAD帝国の帝王が現れる!
歌い出す帝王と踊りまくる怪人・悪忍者達。呆れた鋭、帝王に刀を向ける。
「俺を元の時代に戻せ」

帝王は鋭を仲間に誘うが、鋭はそれを拒否、何処ともなく姿を消してしまう。
怒った帝王は、美亥と偲亥に鋭の始末を、そして、怪人達にはBADの野望の邪魔をするゲーダイガーの抹殺も命じるのであった!

「日の出る所、BAD帝国有り!」

その頃……

ロッテ「勢いで飛び出して、これからどうするんですか!?」
やしま「歩いていればなんとかなる!」
泣きじゃくるロッテンマイヤーと、強がりながらも心細いやしま。
そこにのらりくらりと、ダイガーが現れる。涙を流しながらロッテンマイヤーはダイガーにすがりつくが、やしまはそっぽを向く。

しかし、突然そこへ鋭が割って入る!
やしま「お前もこの時代に来ていたのか」
この世界で暮らそうと、やしまを口説く鋭。それを茶化すダイガー。
こいつは斬り甲斐がありそうだ、とダイガーに襲い掛かる鋭。

ダイガーと鋭が戦っている間に、やしまとロッテンマイヤーはその場を離れるが、二人の行く手を美亥と偲亥が阻む。劣勢。やしま達は散り散りになってしまう。

ところ変わって、ジェットとアリス。タイムマシンの在り処を突き止め、やって来たが、そこへメドゥーサ、Y+、ガラクテウスが現れる。
怪人軍団と戦いの最中、ロッテンマイヤーさんを捕らえた偲亥が乱入。反撃出来ず、その隙に捕らえられるジェットとアリス・・・。

そこに、鋭を追って来たダイガーが助けに入るも、ロッテンマイヤーとジェット、アリスは連れ去られてしまう。

美亥を振り切ったやしまが現れ、ロッテンマイヤーを助けに行こうとする。だが、彼女は悪忍者との戦いで刀を失くしてしまっていた。

そこへ、BADの戦闘員と下忍が次々とやって来、二人を取り囲む。
刀を持たない姫に、ダイガーは自分の剣を差し出す。

「使え!お前の喧嘩にはこいつが必要だろ」
「しかしお前は…」
「俺には、これがある!」
拳を握り締め、掲げてみせるダイガー。
襲い掛かる戦闘員をなぎ倒していく二人。セブンス最強コンビの誕生である!

戦闘員を片付けた二人は、諸悪の根源である帝王のもとへと向かう!

BADに捕らえられたロッテンマイヤー、ジェット、アリス。帝王は怪人達に処刑を命じ、各々の武器が振りあげられる。
間一髪のところでダイガーと姫が助けに入った!
しかし、帝王の操る念力により、身動きがとれなくなってしまう。にじり寄る怪人達。今世紀、最大のピンチ!!!!

その時、風の如く飛び出した鋭が、帝王を切り倒した!!
鋭はやしまにこう告げる。
「言った筈だ。お前を殺すのはこの俺だと」

完全にキレた帝王は、タイムマシンを起動。このままでは、こじ開けられた時空の穴に、世界が飲み込まれる!!

ダイガー「時空の穴に飛び込めば、お前たちの時代に帰れる。さあ帰りやがれ!!」
しかしやしまはそれを拒否!!
やしま「この悪人共、たたっ切らなきゃ気がすまない!!」

さあ、最終決戦だ!!

怪人、悪忍者、鋭を、打ち倒す!
そして、5人の力を合わせたファイナルアタックの前に、帝王は敗れるのであった!

戦いが終わり、閉じかけた時空の穴に急いで駆け寄るやしまとロッテンマイヤー。

ダイガー「じゃじゃ馬と泣き虫に、もう二度と会わなくて良いと思うと、せいせいするぜ!」
ダイガーの罵声が飛ぶ。
やしま「別れは、また会うためにするんだ!」
じゃあな、と残し、走り出す姫と、ロッテンマイヤー。

そして、時空の穴は閉じてしまった…。
別れを惜しむジェットとアリス。 
その隣で、ダイガーが大声で嗚咽をもらしている。

ダイガー「うっ、うぇっ、泣いてなんかない!これは、心の汗だぁあ!!」

元の時代に戻ってきたやしまとロッテンマイヤー。やしまはダイガーから渡された剣を、じっと見つめていた…。
そこへ、喧嘩しながら、妙な2人組みが現れる。
「ぎゃあああああああ。青狸!!」
驚愕し逃げ出す姫と従者に、青い人はご立腹。

「狸じゃない!猫型ロボット!」

こうして、不思議な旅は終わりを告げた。めでたしめでたし。

 

去年は雨が降り、思うようにショーは出来ませんでしたが、今年は新しい事も出来、天候にも恵まれ、とても充実したショーが完成しました!

ありがとう、ゲーダイガー!

暑い中見に来て下さった方々、有難うございます★

 

<<戻る